2010年3月24日水曜日

顧客満足度

前回パラリンピックの話題で、国を挙げて支援しているところは少ないのではと書いたら、見ていたようにNHKで「国を挙げて支援するところが増えている」という特集が放送された。あらら…。

でも「増えている」と言っても、その特集で取り上げたのはウクライナだったかな、1ヶ国だけ。できたら映像でも紹介しつつ、「増えている」証を一覧表なんかで紹介して欲しかった。

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久々にガソリンスタンドに出掛けた。

車を運転する頻度はとても少ないので、ガソリンスタンドに行くことも少ない。

今回出掛けたスタンドに行くのは2度目だ。

我が家はマンション住まいで機械式の駐車場に車を止めているため、なかなか掃除ができない。車は結構汚れる。泥汚れではないのでふき取れば綺麗になるのだが、出掛けるときに雑巾を持っていくのも忙しない。

と言うわけで、近所にワンコインで機械洗車してくれるところを見つけておいたのだ。初めて行ったときはその機械洗車が故障していたのでポイントカードを作ってもらってガソリンを入れただけで帰ってきた。

今回はガソリンもなくなったし、車も汚れていたので、ちょうど車に乗って出掛ける先があったし、少し早めに家を出てそのガソリンスタンドに行ったわけだ。

私は車の運転は向いていないと思う。出掛ける前から色々考えて怖くなってしまうからだ。

今回も出掛ける前から、ガソリンスタンドの進入経路、出た後の方向と外出先の方向とか、洗車とガソリン補給の手順とか、色々考えてもやもやしてしまった。

で、とりあえず先に洗車することにした。

洗車はなかなか面白かった。アナウンスが流れて、窓を閉めろと言うから閉めると、アナウンスが聞こえにくくなったが、それでも戸惑うことなく洗車が始まり、機械が動いて洗車してくれる。

エンジンを切っているのだから、車が動くはずもないのに、目の錯覚で車がすーっと動いているように感じて眩暈がしそうだった。と言うわけで、眩暈を解消するには、目先の機械を見ずに、その先の景色を見ること。そうすると、自分が動いていないのを実感できます。

次に洗車コーナーを出てガソリン補給をする。セルフ式だから、自分でやらなければならない。慣れていない。おたおた。

給油している最中には、洗いっぱなしで窓とかが濡れているので、できたら給油中の時間を利用して雑巾で拭いておきたい。雑巾はどこ? おたおた。

そこはテレビでも宣伝している大手のガソリンスタンドで、コマーシャルでは用事がなくても、道に迷った友達と落ち合うのについ利用したくなるほど店員さんが親切で優しい、みたいなイメージで売っていた。

でも、私が行ったときは、セルフだからかもしれないけれど、暇そうに立っている店員さんもいたのに、「いらっしゃいませ~」の声もなく、おたおたおたおた…しているときも、「どうなさいました~?」の声掛けもなかった。

唯一私が店内に支払いに行っているときに、家族がやっと雑巾を見つけて車を拭こうとしたら、「それは窓拭き専用だから、ボディは拭かないで」と言われたと言っていた。

店内の支払いレジの人は親切だった。金を払うから当然だけど、にこやかに説明されて現金支払いカードまで作ってしまったくらいだ。

しかし、できれば作業場にいる店員さんたち、せっかくテレビでも宣伝しているのだから、セルフだと言っても、おたおたしている客を見つけたら手助けしてよ。

サービスの押し売りは嫌だけれど、つかず離れず、さりげなく手助けしてくれると、特にこういうセルフ式のスタンドなんかは、少し遠くても(遠くないけど)あそこに行こうという気になる。

と言うわけで、客商売のお店の人は顧客満足度について、もう少し意識しましょう。

2010年3月21日日曜日

パラリンピック

冬季オリンピック、日本勢は相変わらずだった。

一部に頑張った選手もいないではなかったが、ほとんどが言い訳しか記憶に残らないような存在感で、いつものことだけれど、メダルメダルと何も知らない国民を変に煽るような報道だけはマスコミもいい加減に止めてもらいたいと思っているうちに終わってしまった。

続いてパラリンピックが開幕し、これもいつものことだけれど、結構日本勢が頑張っている。毎回、健常者の大会より障害者の方が健闘しているものね、日本の場合。

でも、パラリンピックでメダルを取ろう!って必死になっている国って、たぶん世界を捜しても大してないと思う。オリンピックでメダルを取るぞ!と必死になる国との比較で考えると、たぶん「全くない」というレベルだと想像する。

そこで日本勢が結構メダルを取ると言うことは、素の状態で戦うと日本人って結構良い線行ってるんじゃないかとふと思えてきた。

日本の場合、オリンピックやスポーツ振興のために過剰な支援が国からあるわけではない。ま、これはスポーツに限ったことではなくて、トヨタが今アメリカからいじめられているけれど、ビジネスの世界でだって似たり寄ったり。日本て集団にならないと目立たない国と思われているような気がするけれど、どの分野でも、それなりに頑張っているのは個人かこぢんまりした団体で、他の国も同じレベルの支援しかしなくなると、結構日本人が前に出てくるのではないかと思ったりする。

でも、「国を挙げて」みたいなことが横行してしまうと、個人の力で頑張ってきた日本人は片隅に追いやられてしまう。私財を投じ、周囲に援助してもらって、孤軍奮闘、せっかく頑張ってきたのになんだかお気の毒だ。

でも、オリンピックって、本当はそうあるべき行事ではないかと思う。だってアマチュアの祭典なんだから。

それなのに大々的に国に支援された人が勝っちゃうんだからなんだかやるせない。

そしてパラリンピックの日本代表の皆さん、普段はまったく応援も支援もしていないのに、こう言うときだけ矛らしく思ってごめんなさい。

2010年3月17日水曜日

米兵

沖縄でまた、米兵による自動車事故が起きた。

この種のニュースに接する都度思うのだが、なぜ米兵は必ず基地に逃げ込むのだろうか。

相手を救援せず、謝りもせず、ひたすら基地に逃げ込む。

ま、今回は飲酒運転の女性兵士のようで、基地に逃げ込んではいないようだが、それにしても現場に留まらない点ではみな同じ。

つまり、米軍は「事故を起こしてしまったら、とにかく基地に戻りなさい」
「怪我人が出ようが何だろうが、まずは基地に戻ること」と兵士に教育しているのだろうか。

日本に基地を作る必要があるのかないのか、必要はないが安保条約があるから駐留してやると思っているのかどうか、米国の考えは分からないが、現実に基地があって、再編問題もあって、沖縄の人があれほど嫌がっているのに、なぜ兵士に道徳教育を施さないのだろうか。

日本だけに原爆を落とすと決め、実際に落とした国である。

トヨタに対しても、感情的なバッシングがあるように思える国である。

どうも見下されているような気がしてならない。