2010年3月21日日曜日

パラリンピック

冬季オリンピック、日本勢は相変わらずだった。

一部に頑張った選手もいないではなかったが、ほとんどが言い訳しか記憶に残らないような存在感で、いつものことだけれど、メダルメダルと何も知らない国民を変に煽るような報道だけはマスコミもいい加減に止めてもらいたいと思っているうちに終わってしまった。

続いてパラリンピックが開幕し、これもいつものことだけれど、結構日本勢が頑張っている。毎回、健常者の大会より障害者の方が健闘しているものね、日本の場合。

でも、パラリンピックでメダルを取ろう!って必死になっている国って、たぶん世界を捜しても大してないと思う。オリンピックでメダルを取るぞ!と必死になる国との比較で考えると、たぶん「全くない」というレベルだと想像する。

そこで日本勢が結構メダルを取ると言うことは、素の状態で戦うと日本人って結構良い線行ってるんじゃないかとふと思えてきた。

日本の場合、オリンピックやスポーツ振興のために過剰な支援が国からあるわけではない。ま、これはスポーツに限ったことではなくて、トヨタが今アメリカからいじめられているけれど、ビジネスの世界でだって似たり寄ったり。日本て集団にならないと目立たない国と思われているような気がするけれど、どの分野でも、それなりに頑張っているのは個人かこぢんまりした団体で、他の国も同じレベルの支援しかしなくなると、結構日本人が前に出てくるのではないかと思ったりする。

でも、「国を挙げて」みたいなことが横行してしまうと、個人の力で頑張ってきた日本人は片隅に追いやられてしまう。私財を投じ、周囲に援助してもらって、孤軍奮闘、せっかく頑張ってきたのになんだかお気の毒だ。

でも、オリンピックって、本当はそうあるべき行事ではないかと思う。だってアマチュアの祭典なんだから。

それなのに大々的に国に支援された人が勝っちゃうんだからなんだかやるせない。

そしてパラリンピックの日本代表の皆さん、普段はまったく応援も支援もしていないのに、こう言うときだけ矛らしく思ってごめんなさい。

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