2009年12月24日木曜日

国会議員のバッヂ

鳩山総理が元秘書が起訴されたことに関してなぜだか「衆議院議員」として謝罪会見を開いた。

ご本人が蕩々と言い訳と釈明を述べた後、記者との質疑応答になり、最初の質問が、自民党の加藤紘一議員の秘書が起訴されたときの自身の発言についてだった。曰く

自分にそうしたことが起きたら、国会議員のバッヂを外します

と言ったことと、今回の出来事との整合性は?というものだ。

それに対して総理は、自分の秘書は私利私欲のためにやったのではないから、あの時とは違う、だから私も辞めないと言うように答えていた。

つまり、秘書が私利私欲ではなく、滅私奉公でお金持ちの家の中での親から子への密かな大金の受け渡しを実行してあげるのは実は構わないと言うことなのだろうか。

要するに、お金持ちの場合は、お坊ちゃんがあずかり知らぬところでいつの間にか親のお金が自分のところに移動していても、それは大した問題ではないと言われたような気がした。

日本のお金持ちの方、良かったですね。総理がそうおっしゃっています。総理がおっしゃるのですから、同じようにしても、きっと大丈夫でしょう。遺産相続より生前贈与の方がお得なんでしょう。大いに勉強させてもらいました。

2009年12月19日土曜日

ウェルかめ

大リーグで松井がLAエンジェルスへの移籍を決めた、

そのニュースの関連で、イチローが同一地区に松井が来たことを歓迎するコメントを発表して、その冒頭で「ウェルかめ」と言っていた。イチロー、ウェルかめを見ているのね。

ところが、このコメント、フジテレビのニュースではそのまま使われていたのに、なぜだかNHKのニュースでは「ようこそ」になっていた。…なぜ?

視聴率が低迷していると言われる朝の連ドラ。せっかくイチローが宣伝してくれたのにNHKはなぜそのまま報道しなかったのだろう。

と言う疑問はさておいて、この「ウェルかめ」、評判も視聴率も良くないみたいだけれど、結構私は好きです。

主人公が可愛い。胸に目がいってしまうと言う意見もあるけれど、そう言うことは気にならないからマイナス点にならない。

家族構成が「ちゅらさん」風の、素敵で良くできた優しいお母さん、はちゃめちゃだけど明るく家族思いのお父さん、ちょっとしっかり者の弟、大事にされてる、そうされるだけの風格がある愛すべきおじいちゃんで、安心してみていられる。

「つばさ」のすっ飛びすぎた家族のドタバタは正直に言って朝から見ると疲れてしまう。

主人公が勤務する「ゾメキトキメキ出版」も魅力的な編集長と社員が揃っていて、会社自体の人を育てる社風が感じられるので、局面が実家になっても会社になっても楽しく見ていられる。

「かめへんろ」の勝乃新も宇宙人的人物で、現首相の宇宙人よりずっと大好き。

でも、何より好きなのはウミガメ。ドラマに時々登場する本物がぴらぴら泳いでいるところを見ると、それだけで癒されてしまうが、オープニングのアニメのウミガメ君もとても可愛い。

町に探検に出て、寝込んでしまって、なぜだか慌てて山に登るのだけれど、最後のところで息切れしながら、手をふーふーと動かしながら頂上にたどり着くと言うシーンが大好き。

でも、なぜだか知らないが、このシーンだけ写るときと写らないときがある。残念ながら今週は写らなかった。来週は是非そのシーンを拝みたいな~。

2009年12月18日金曜日

死刑判決

土浦の連続殺人事件で犯人に死刑判決が下ったそうだ。

記事によると、退廷する際、被告は満足そうににやりと笑ったように見えたとあった。

この犯人は元から死にたいという願望があったが、自殺できなかったために死刑になろうとして事件を起こしたと言っている。

それで死刑判決というのは思い通り、希望通りで、それで良いのかと思ってしまうが、記事の中では亡くなられた遺族の方もそう言う忸怩とした思いを抱かれているように書かれてあった。

死刑の執行というのは、たぶん清く正しく生きているであろう刑務所勤務の方が刑務所勤務と言うだけで仕事の一貫として殺人行為を行わなければいけなくなる苛酷な業務だ。

以前にこういう我が儘な自分勝手な動機で罪もない人の命を奪った人間は、死刑の前に臓器移植に同意すべきだと書いたことがあるが、それに加えて、死刑も

自分で執行してもらう

ことにすればいいのではないだろうか。つまり、準備だけしておいてあげるから、自分で首を括ってもらうとか、自分で薬物を注射するとか、自分で薬を飲むとか…。

この犯人に関して言えば、死刑を執行する刑務官の方も気が楽になるだろうし、そうするのが遺族の方にとってせめてもの慰めになるのではないだろうか。

2009年12月12日土曜日

自衛隊、大丈夫か!

苫小牧で自衛隊員のお友達数人が立入禁止区域の防波堤にプレジャーボートで行き、天気が荒れてきたので帰ろうとしてボートが転覆して遭難し、ほとんどの方が亡くなってしまった。

お気の毒なことである。

しかし、立入禁止区域に侵入して魚を釣る傍若無人な輩というのはよくニュースで取り上げられている困った問題の一つである。自衛隊の人にはやってもらいたくない。

おまけに現場は最初はどうだったか知らないが、荒れ模様の天気で、ニュースでインタビューした漁師さんが「自分なら行かない」と言っていたような危ない天気だった。

そんな状況だというのに、さらに事態を悪くすることに定員をオーバーしてボートに乗り込んだわけだ。

自衛隊、大丈夫なのでしょうか。

不幸な結果になっていて、亡くなった方を悪く言うようでちょっと気が咎めますが、そしてこういう二重三重の判断ミスをする人ばかりとは思いませんが、自衛隊はとりあえず戦闘集団で、極限の状態で国のために戦うこともまるっきりないとは言えないわけで、とぎすまされた神経の持ち主の集団であって、万が一つの判断ミスも犯さないと、我が命を託す国民としては思いたいのですが、天気が悪いのを見過ごして立入禁止区域に侵入して釣りをし、帰ろうとして定員オーバーでボートがひっくり返るって、ちょっとどうかなって思ってしまった。

とりあえず、日本は専守防衛ですし、戦争は放棄しているし、大丈夫とは思うけど…。

2009年12月11日金曜日

むかっ

天皇陛下が1ヶ月前の予定調整という慣例を破って(破らされて)中国の要人と拝謁することになり、宮内庁長官が苦言を呈しているが、首相は「1ヶ月前と杓子定規に決め付けるのはいかがなものか」とのんきにコメントしているらしい。

「杓子定規」でないのはどういう場合なのか。

天下りはダメと選挙の時から連呼し、事業仕分けでも天下りが何人いるかをしつこく確認し、でも日本郵便には「適任だから」天下りはOKだって。

この「適任」の基準は何なのか。日銀総裁の時と日本郵便社長の時と、同じ大蔵事務次官経験者でどう違っていたのか。

民主党政権になって疑問に思うことはたくさんあるが、まずは「杓子定規でなくても認めていい場合」と「適任の基準」について、明確な説明が欲しい。

2009年12月6日日曜日

フィギュアスケートの醍醐味

フィギュアスケートのグランプリファイナルが昨日終わり、日本人選手は女子・男子ともに最高位が2位という結果だった。

以前から冬の風物詩としてフィギュアスケートを観戦するのが好きだったが、最近は日本人選手の活躍でさらに見るのが楽しみになってきていた。

ところが、ここ数年はどうも趣が違ってきたように思える。専門的な知識があるわけではないので、細かい指摘はできないが、見ていて詰まらなくなってきた。

なぜか。

フィギュアスケートはスポーツだし、こうした試合に出場しているのは一応アマチュア選手だ。だから、最高を求めてベストを尽くす姿を期待したい。だが、最近は「最高を求めてベストを尽くす」というのは、華々しい大技、難易度の高い技に挑戦するのではなく、内容を変えず、一つの技の完成度を高めるという方向性が顕著になってきているようだ。

すると、選手は自分の自信のある技だけを織り込んだプログラムを淡々とこなすようになって、こぢんまりとまとまっているかもしれないけれど、見ていてハラハラドキドキするけれど、成功した暁にはすかっとした感動を覚える…と言う内容が期待できなくなってしまった。

それでも、まだ大技に挑み、自分を高めようとする選手はいるから、期待してテレビ観戦するのだが、結局のところ、無難にこなした選手やレベルを提げてそつなくまとめた選手が上位を占めてしまう。面白くないなあ。

国際スケート連盟が規則を変え、ポイント制度を変えて、そう言う風になるようにフィギュアスケート競技の内容を変化させてきたのだそうだが、どうしてそう言うことをしているのか疑問だ。

オリンピックが終わるまでは混乱の元になるからさらなる変更はないかもしれないけれど、オリンピック以後はもう少しフィギュアスケートの醍醐味が味わえるような方向に進路変更してもらえると一ファンとしては有り難い。


具体的に言うと、

高橋大輔 頑張れ!
浅田真央 頑張れ!