2008年12月8日月曜日

へぇ~っと思った記事

今週の週刊新潮を読んでいたら、巻末のグラビアになる直前に「変見自在」という記事があって、何気なく読み始めたら結構面白い内容だった。

ちょうど今、3人の日本人がノーベル賞の授賞式に出席しようとしている。ずいぶん前に湯川秀樹博士がノーベル賞を受賞したのが日本人の第一号だっただろうか。その後あれよあれよという間にずいぶん大勢の日本人がノーベル賞を受賞していて結構すごいことだと思っていたのだが、この記事によれば、日本人の実力は実はこんなもんじゃないのだとか。。

つまり、第一回のノーベル医学賞の受賞者はドイツ人だったが、実は北里柴三郎が共同研究者であったのだとか。で、黄色人種なので除外されたのだとか(←ひ、ひ、ひどいじゃないの!)。

同じ頃アドレナリンを発見した高峰譲吉という日本人がいたそうだが、この人は米国人に泥棒呼ばわりされ、さらにもう一人の米国人がその研究をいただいてノーベル賞を受賞したのだとか。高峰博士の存在はどこかに追いやられてしまったのだとか(←な、な、なんて図々しい!)。

そして鈴木梅太郎という人が発見したオリザニンとかいう代物は、米国人によってビタミンと改名され、さらにオランダ人がこの関連でノーベル賞を受賞したとか(←そ、そ、そうだったのか~!)。

TDK創始者の武井武という人はフェライトを発明し、これがビデオやステルス性能につながるそうだが、オランダのフィリップス社が「ちょっと見せて」と言ってサンプルをもらい、それを分解して特許を申請し、武井の名前は消されてしまった上、これを理論化したフランスの物理学者がノーベル賞を受賞したそうだ(む、む、むぅ~っ!)。

まだまだあって、ピロリ菌も実は慶応大学の小林先生が発見したそうだが、この研究でノーベル賞を受賞したオーストラリア人は小林先生のことはまったく語らなかったとか(ピロリ菌よ、おまえもか~!)。

と言うわけだから、と言うわけではないけれど、私は西洋諸国って日本のいいお友達という気が全然しない。特にアメリカ。お友達みたいな顔はしているけれど、あそこほどシビアでドライな国はないという気がする。

一応普段は日本に親切だけれど、議会で「従軍慰安婦について日本は謝罪せよ」みたいな議案を可決してしまったりして、余計なお世話だ、こちらはこちらで「風化させてはいけない」という民間レベルでの運動もあるんだ、と言いたい。そうやって時々日本にとって不愉快なことをやってくれるのだけれど、それでも仲良くあるためには、アメリカも率直でいてくれなくてはダメなのだ。

だけど、アメリカは原爆を日本に落としたことを未だに正当化している。あれでかえって大勢の命を救ったのだとかなんとか言っちゃって、「悪かった」とは全然言わない。それでいて、日本にはあれこれ上から目線で言って来るのだから、私は信用できないのだ。

ま、どこが信用できるかと言っても、日本が先の戦争以来遠慮気味だからと言って、領土問題で揉めている紛争地帯に図々しく船や飛行機を出してくる中国や韓国も嫌いだ。

私はこてこての島国根性の持ち主かもしれない。

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