鳩山総理が沖縄に行った。
そのニュースを見ていたら、頭の中がNHKのどーも君みたいになってしまった。
その場の感情を激するままに書いても後悔するだけだと思って一晩頭を冷やしてみたが、一晩経っても気持ちに大した変化はないようだ。
普天間基地の問題に関しては、最初から総理の言っていることに現実味があるのか疑問に思っていた。そんなことができるのなら、自民党政権の時代にとっくにやっていたはずだ。できなかったから15年だか10年だか時間を掛けて、ようやくほんの少しだけ沖縄の人たちの負担軽減になる、そして米国が納得する現行案に落ち着いたのではないのか。
沖縄の人たちは現行案だって決して納得していなかったはずだ。でも、時間を掛けてやっとここまで来たのだから今回はこれで我慢するしかないと渋々自分を納得させていたのではないのか。
そのパンドラの箱を開けたのは誰か。
そうしたら、今になって、去年の衆議院選挙の応援演説で「最低でも県外」と言ったのは、党の公約ではなく、個人的な意見だった…って?
党の代表と言う立場の人が来て、選挙のための演説をしていったその言葉が党の見解ではないと誰が思うだろうか。
こうこうしますから、投票してくださいとお願いしているのだから、その「こうこう」は当選したときに実現すると思うのは当たり前のことではないのか。
それを今更「個人的な意見」って、ああた、それは詐欺でしょ。私、東大に合格するような優れた知能を持ち合わせないせいか、ものすごく混乱しております。
それと、3月だったか4月に入ってからだったか、通常のニュースに割り込む形で「岡田外相が現行案の修正案を米側に提示したと米紙が報道」って報道があって、そこから数日間、岡田外相も総理も「現行案はあり得ません」ってきっぱり言っていた記憶があるが、今総理が実現させようとしている現行案の修正案とその時の「あり得ない」現行案の修正案はどこが違うのだろうか。
場所は同じ。埋め立てかくい打ちかの違いがあるだけで、どう考えても現行案の修正案としか思えない。もちろん、今回のは「+徳之島」ではあるが、辺野古に基地ができることに変わりはない。
すると、「あり得ない」発言は何だったんだろうか。
あの時、岡田外相が米大使に提示したのはどういう案だったのだろうか。
あの時は現行案の修正案はあり得ない状態だったのだとすると、今の案(今の現行案の修正案)はその後に出てきた案ということになるのか。つまり、立案ほやほや? そんな検討する時間も十分取れていない案を沖縄の人たちや徳之島の人たちにぶつけている?
と言うわけで、頭の中がどーも君状態である。
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