2008年10月18日土曜日

戦い済んで

さっきネットのニュースを見ていたら、北京オリンピック銅メダルの水泳選手がタレントになるというニュースがあった。選手の時も芸能プロダクションに所属していたそうなので、元々そう言う気持ちをお持ちの人だったのだろうか。

昔々まだ若くて体力もあって元気いっぱいだった頃。たとえば冬にスキーに行ったり、夏にテニスに行ったりした。スキー場や高原のテニスコートには若い男性もうじゃうじゃいる。その中で上手な人はものすごく格好良く見えたものだ。なのに、ひょんなことから都会に帰ってきてそう言うかっこいい人たちと会うと、都会の雑踏の中ではあまり格好良く見えなかったのは何故なんだろう。

そう言う人たちとメダリストを一緒にしてはいけないけれど、スポーツの世界で活躍した後、後進の指導に当たるとか、テレビで解説者になるとか、その道の関係で活躍を続けるのはいいのだけれど、そこから離れた形でテレビに進出する元スポーツ選手ってあまり格好良く見えない。バラエティ番組中心に出る元選手の中には、場の空気が読めていなくて、一人だけはしゃいでいるみたいな人や、解説者と言っても、今回報道された人はスポーツキャスターになるとかいうことだけれど、そう言う番組で明快に話ができない人も多い。男は黙って…じゃないけれど、今までは黙々と一つの道に邁進してきて、特に口で説明する必要もなく過ごしてきたのに、今度は不特定多数の視聴者にいろいろなトピックについて報道するなんて、まったく正反対の作業になるわけで、上手にできる方が不思議なくらいだ。

少し前にフェンシングで銀メダルを取った太田選手が就職活動中だという報道があった。太田選手もメダリストとしてテレビに出ながら「就職先を探しています」みたいなことを言っていたような記憶がある。実際、いくつものオファーがあったそうだし、結構物怖じしないキャラでしゃべりも面白いので、芸能関係からのオファーもあったそうだが、確か太田選手は芸能関係はすべて断って、自分がこの先もフェンシングを続けていけそうな職場を選ぼうとしているという続報を読んだ。

勝手を言わせてもらうと、スポーツ選手としてはこういう姿勢が好きだ。太田選手、頑張ってください。

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