2008年10月4日土曜日

女心がムッとするとき

日頃は気負いもせず恬淡としているつもりだが、たま~に人と話していてムッとするときがある。それは微妙に女心を傷付ける発言に出会うときだ。それも、どちらかといえば同性の発言が多いから嫌になってしまう。

昨日は久しぶりにそんな経験をした。

外出するために駅前を歩いていたら赤い羽根の共同募金を見掛けた。行きは男の人たちがやっていたのだが、先を急いでいたのでそのまま改札を入ってしまった。

そんなこともすっかり忘れて帰ってきたら、今度は女の人たちが共同募金活動をしていた。今は時間があるし、一年に一度の善行だ!と思って大枚500円玉を募金箱に投入。

すると、何人か立っているおばさまたちの一人が「お子さまはいらっしゃる?」と聞いた。手にドラエモンのような絵の描かれているバッジを持っている。子供がいるならサービスで差し上げちゃおうという趣向のようだ。

すると、その隣にいた人が何を思ったのか「お孫さんは?」と聞いたのだ。

ムッとした。

えー、えー、私はどうせ白髪が少しありますよ。でも、地毛で染めてなくてこの程度の白髪なら、同年代ではとーっても少ない方だと思うんだけど。それに、お化粧もしないから、老けて見えるかもしれませんよ~だ!

ずっと前のことだが、呉服市をやっていた呉服屋さんにその店のお客さんである友達が行くというのでお付き合いで同行したことがある。買う気は全然なかったが、ずっと友達とべったりというのも疲れるので、ちょっと離れてマイペースで反物を眺めていた。

すると、女の店員が近寄ってきて「どんなものがお好みですか」という。たまたま目を引かれた柄のものがいくつかあったから、「この辺りかな~。でも、こっちは派手かしら」みたいなことを言ったのだと思う。だいぶ前のことなので記憶が定かではないが、その時にその店員は少し離れたところで他の店員と話をしていた友達の方を見ながら「あちらのお若い方にはこういうのもいいのですが~」と言ったのだ。

ムッとした。

その友達と私は3才違いだ。3才の差と言えば、小さい子供なら大きな違いだけれど、大人になったらほとんど差はない…と絶対に思う。現に私と友達は年齢差のことなんか考えずに付き合ってきているので、ここに来て全くの第三者から如実に区別されるようなことを言われて、オーバーに言うと瞬間的な怒りの炎で目の前がくらっとしてしまったくらいだ。

だから、私はとても気を付けることにしている。他人様と話すときには、年齢に関するコメントは御法度だ。ま、年寄りに「お若い」というのはいいかもしれないけれど、その逆は絶対にいけないし、この年齢の人にこの発言は妥当と思われるものもダメだ。たとえば相手が誰かのおばあちゃんだとしても、私のおばあちゃんじゃない限り、相手を「おばあちゃん」などと呼ぶのも止めることにしている。上に書いた2つの例はまったく知らない人から言われた言葉なので、その後その人がちがどうしているか私には関係のないことだけれど、もし知り合いの一人がそういうようなことを言ったら、私は一生忘れないだろう。みなさまも気を付けましょう。

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