2008年11月8日土曜日

空港へ行く

家の近くで買い物をした帰り道、信号待ちをしていたら、目の前をリムジンバスが通った。

リムジンバス...

これが目の前を通ると無性に乗りたくなる。人によっては仕事で飛行機に乗ることがあるだろうけれど、私の場合はそう言う可能性は皆無なので、これに乗ると、そこから非日常の世界に入るのだ。

昔は自宅近くでこういう気持ちに襲われることはなかった。つまり、昔はリムジンバスがこんなにあちこちでは利用できなかったと言うことだ。

以前は羽田にしろ成田にしろ、空港に行くときは、浜松町に向かって電車を乗り継ぐか、新宿か水天宮に出て、そこからNEXかリムジンバスを利用した。時間帯にもよるが、都心に向かう電車は混んでいることが多いから、荷物は前もってABCみたいな宅配業者に出しておき、空港に着いたところでピックアップして荷物と合流し、その後いよいよ搭乗券を受け取るためのチェックインと言う手順になる。

そう言えばTCATで出国手続きをしたこともあった。あの場合、まだまだ日本の中にいるのにすでに気分は外国だった~♪


そうな風にしていたのはずいぶん前のことだ。懐かしい...

この頃は、住まいの最寄り駅の隣の駅からリムジンバスが運行されているので、大荷物だろうが何だろうが一駅ぐらいなんだ!みたいな勢いでガラガラ~っとトランクを引きずって行くか、これから大枚使って遊ぶんだ!みたいな勢いでタクシーを奮発して荷物ごと隣駅まで移動して空港に向かうことが当たり前になっている。

そう言えば昔は荷物を先にピックアップしてもらっていたから、荷物は出発の数日前までに準備しなければならなかった。今はそうやって自分と一緒に出掛けるようになっているので、出発する直前まで、あれを忘れた、これも持っていきたいといっては、近くのコンビニやドラッグストアに走ったりして、それはもう気忙しいこと。荷物を先に出していると、とりあえず俎上の鯉的気分で、トランクがないんだからもうこれ以上はどうにもなんないもんね~みたいな境地になっていたものだった。

ところで、非日常の世界はリムジンに乗った辺りから始まるから、出発当日は早く非日常の世界に入りたくてたまらない。と言うわけで、ずいぶん早めに空港に出掛けていって、巨大な空港の中で半日くらい遊んで過ごすのも恒例になっている。ここでもう財布の紐は緩んでいて、出発前からもうショッピングバッグを抱えてしまったりする。

旅行はいいね。目的地で楽しく過ごすのももちろんだけれど、一番ワクワクするのは飛行機に乗り込む前の空港で過ごす半日くらいかもしれない。

次にこの経験が楽しめるのは来年の8月...。鬼が笑うくらい先の話で待ち遠しい。

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