2008年11月4日火曜日

小室哲哉逮捕

今朝、いつも通りテレビをつけてNHKにチャンネルを合わせたら、7時のニュースのトップが小室哲哉が事情聴取を受けるために任意同行を求められているというニュースで、小室哲哉の家の前にいる記者が現場から状況を伝えていた(小室哲哉の家は東京で、本人がいるのは大阪みたいだったが)。まるで民放のワイドショーを見ているみたいだった。

私の音楽シーンは大体1980年代の初めまでに終わってしまっていて、最近は音楽番組を見ていないので小室哲哉がどういう人でどういう音楽を作り出していたのか正確には知らない。しかし、この人の名前は知っている。芸能ニュースや新聞に掲載される週刊誌の宣伝などから得た知識をつなぎ合わせると、大体つながる。

で、小室哲哉というのは私はあまり好きだとは思わない種類の人間だ。

才能に恵まれて時代の寵児になって、そこまでなら「いいな~、あやかりたいな~」くらいの感想で終わりだけれど、その後、誰か女性歌手が失恋して芸能活動に支障を来すくらいに精神状態がめちゃめちゃになっていたような気がするが、その辺から「面白くないヤツ~」的印象になって、その後、その女性歌手が立ち直ろうとしてはまたダメになりみたいなニュースが何度か報じられる間に、このドンファンさんの方は何度か結婚と離婚を繰り返していたのではないかな。それで、印象はさらに地に落ちて「嫌なヤツ~」になってしまった。

大体、金があれば何度でも結婚していいみたいな姿勢が嫌だ。お互いに結婚するけど、嫌だったら別れようねみたいな合意があって、何のトラブルもなく何度も結婚したり離婚したりできれば問題はないんだけれど、そういうわけにはいかないでしょう、男女の仲って言うのは。で、小室哲哉の場合、あくまでも想像だけど、自分は通帳に印刷しきれない桁数の収入があって、どっちかと言えば彼の方が強いわけだから、それでくっついたり離れたりがある場合には、やっぱり弱い方に対して強い方がきちんとして欲しいわけです。でも、傍目には、金があるから好き放題みたいな感じにしか見えなかった。

その何度も立ち直ろうとして立ち直れない女性歌手の場合、どこまで責任を取らなければいけない仲だったのかは分からないけれど、どうもその後の結婚と離婚の履歴をざっと見ると、5億とか10億とかいうお金の単位が、小室哲哉にとっては、一般人の5万とか10万とか言う単位と同じになっていたのではないだろうか。そんなの気軽に支払えちゃうもんね~なんて思って、これだけ払えば別れてくれるよね~、これで新しい彼女と結婚できるよね~、ばんざーい風に思っていたのかもしれないけれど、自分の収入って言うのは、ファンあってこそだという思いがもうなくなっていたのだろう。

順風満帆。自分には途切れることなくお金が入ってくると思いこんでいたのかな。

せっかく夢のような生活を送っていたのに。もう少し地に足をつけて、自分も他の人たちと何ら変わらない、ただちょっと時代の波に乗っただけ、そんな謙虚な気持ちを持ち続けていたら、今まで自分を雲の上の存在として追いかけていたマスコミから護送されるシーンを激写されるようなことにはならなかっただろうに。

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