2009年11月28日土曜日

治療費は1千万円?

韓国の射撃場で起きた火災に関する記事を読んでいたら、遺体の引き渡しに当たって入院先の病院が治療費1千万円を要求しているのだとか。

1千万円?

治療費が?

そりゃ、火災だし、死亡するくらいだから全身大火傷だったのだろうし、14日に火災があって、亡くなったのが27日として、入院したのは13日間。

火傷、特にひどい火傷は高度な医療を必要とするはずだ。

以前「クラッシュ」という本を読んだことがある。この本を書いたのは自動車レーサーで、レース中にクラッシュして車が炎上し、全身大火傷を負った。今は社会復帰しているが、そうなるまでの治療はものすごく辛いものだったそうだ。

最初に運び込まれたサーキットから最寄りの病院では、サーキットに近いだけあって救急医療のレベルはそれなりでも、大火傷の治療となるとやはり専門の病院でなければと言うことになり、確か家族の強い要望か何かで、病院側が今動かすと命の保証はできないと反対するのを押し切って、東京の病院に転院して、そこで専門的な治療を受けて、何年もの辛い治療を耐えて、やっと精神的にも肉体的も社会で生活できるところまで快復したのだそうだ。

13日で1千万円とすると、本には書いてなかったけれど、億単位の治療費がかかったのだろうか。いくらレーサーでお金持ちでも返済するのが大変そうだ…。

で、担ぎ込まれた韓国の病院ってそういう火傷の専門病院なのだろうか。そう言う高度なレベルの治療を施してくれたから1千万円なのか。まだ入院治療中の日本人患者にも同じように請求する方針のようだとか書いてあったけれど、同じ事故に遭った韓国人にも同じように請求しているのだろうか。

新聞記者って、そういうことは疑問に思わないのだろうか。よっぽど電話して聞いてみようかと思ったけれど、勇気がないので電話はかけられない。でも、万が一自分が火災事故に遭遇して、大火傷を負った場合、今回の治療費のことを思い出して、病院行きを拒んでしまいそうだ。

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